指圧で日本を変える
気療で世界を変える
ツボの本質が判ると指圧でのアプローチは決まってしまいます。
治療する側がどうアプローチしたいという事は関係なくなります。
患者さんのお身体に全ての答えが出ていますので私達はその答えにアプローチする事になります。
こんな事を試してみたいといった治療者側の考えは必要ないという事です。
どこのツボから指圧していくのかも当然決まってしまっているからです。
ツボに溜まった邪気(疲れ)は患者さんお一人お一人違いますので指圧するツボの順番も自ずと決まってしまいます。
ちょっと分かりにくいと思いますが、例えると散らかった部屋を掃除するのと似ています。
部屋を掃除する時は大きな荷物や酷く散らかった場所から掃除をすると思います。
大きな荷物をかたずけてから小さな荷物や細かいゴミや埃を掃除するのが早く効率的に掃除するコツではないかと思います。
指圧を行うという事はこのよな散らかった部屋の掃除とよく似ているのです。
例えば偏頭痛の方で左側の頭だけ痛いとします。
その場合左側の首の3点で治す事が出来ます。
ここからがツボの本質なのですが、1ヶ所のツボを5〜6回押した位では絶対に治りません。
時間的には1ヶ所のツボに10〜20分かかります。1ヶ所のツボから溜まった邪気(疲れ)を排出させるにはどうしてもこの位の時間がかかってしまいます。
邪気(疲れ)は魔法のように一瞬で排出出来るものではありません。
確実に邪気(疲れ)を排出させるには地道に指圧する事が必要なのです。
この地道な指圧の先にツボの本質が見えて来る訳です。
よく『その時は軽くなるんだけど直ぐ元に戻るのよ』という事をお聞きしますが、それはツボに対しての指圧の圧(深さ)が足りないからです。
これではツボの本質に迫っているとは言えません。ツボの入り口の邪気(疲れ)を排出させただけに過ぎないからです。
ツボの本質に迫るには的確な位置、角度、深さを常に追い求めなければなりません。
ツボの本質が見えた時にようやく様々な病気と症状の関係性が判るようになります。
これまでに指圧だけで殆どの病気や症状を治してきました。
本来指圧は凄い力を持っています。
以前邪気(疲れ)を感知判別する力がなかった私はツボを指圧する行為は『健康になる為のスイッチ』のようなものではないかと思っていました。
その為身体のあちこちにあるツボを押せるだけ指圧していました。押したツボの数が多い程効果があるのではないか?と考えていたからです。
しかし邪気(疲れ)を感知判別出来るようになってからはそれまでの考えが間違っていた事に気付かされました。
ツボの本質を知ると逆に多くのツボを押せなくなります。
それは1つ1つのツボが重要な意味を持ち、ちょっと指圧した位ではツボに溜まった邪気(疲れ)を排出させる事が出来ないと判ったからです。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
ツボの性質を考えると親指以外での指圧はあり得ません。
その為15年間親指を酷使した私は親指自体が大きくなり、指の関節も大きく肥大してしまいました。
親指に全体重をのてせ治療しますので負担がかかるのは当たり前なのですが。
やはり指圧を始めて2〜3年は激痛との戦いでしたが、段々と痛みに耐えられるようになりました。
指圧をする上でベストなのが親指です。それ以外の部位での指圧は雲泥の差があります。
患者さんの治療効果を考えると痛みの為に親指以外に逃げるのは本物の治療家ではないと思います。
少しでも楽をしたい、痛みを回避したいという考えがある方は指圧での治療には向いていないと思います。
指圧を志す者として痛みを避けていてはツボの本質にたどり着く事は出来ません。
当院のスタッフもツボの本質にたどり着くべく日々激痛と戦っています。志しが高くないと越えられない壁であると思います。
自分の指が変形しても患者さんの治療効果を最優先にしてこそツボの本質にたどり着けるのです。
当院では指圧の際必ず親指だけを使うようにしています。
何故親指だけを使うのかと言いますと、ツボの位置、角度、深さを正確にとらえる為です。
これが出来ないと邪気(疲れ)を正確に抜く事が出来ず、更に揉み返し等を起こしてしまうからです。
治療する側としては親指の負担はかかりますが、治療効果を考えれば当たり前ではないかと思います。
やはり親指に勝るものはありません。
肘、指の関節、足の指、棒等を使う事は治療効果を最大限出せないばかりか揉み返しを起こしますのでオススメ出来ません。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
具合が悪くなったら治療を辞めようと思っていた私ですが、いくら治療しても一向に具合悪くなりませんでした。
私自身が病気になってもおかしくない位の邪気を指圧したところで、『邪気は移らない』と確信しました。
邪気(疲れ)が判るようになってから14年経ちますが1度も具合が悪くなった事がありません。
私だからという訳でもなく私の教える石島式指圧を学んだ生徒さんも具合の悪くなった方は今だにいません。
このような事から考えると『邪気が移る』という事は迷信みたいなものではないかと思います。
これは治療に限った事ですので、スピリチュアルな世界での邪気との関係性は判りません。
身体の事は触診すればどこが悪いのか判りますが、私にはスピリチュアルな世界の才能はないので判りませんが、治療する上で『邪気が移る』という事は全くないと思います。
ですのでこうした迷信を怖がらずプロ、アマチュア問わずどんどん指圧や治療をして頂きたいと思います。
よく色々な方や同じ業界の方から『病気の方を治療する事で邪気は移りませんか?』との質問を頂く事があります。
これはあくまで私の経験ですが病気の方の邪気が移ってしまい具合が悪くなったというような事は1度もありません。
という私も邪気が判るようになってからは不安がありました。色々な方から具合が悪くなった話しをよく耳にしていたからです。
直接邪気を指圧で取ると私の手には冷たい感覚と痛み感覚で伝わってきます。
これだけの邪気が私の身体に入ってきたら怖いなぁという思いがありました。
そして具合が悪くなったらこの仕事を辞めようとも思いました。しかしこんな考えも同時にありました。
『病気の人を良くしているのに治療した人が具合が悪くなるというのはあまりに理不尽ではないか?』
『人間はお互いに治し助け合いながら生きてきた生き物ではないのか?』
これらの考えを持ちながら最初の頃は治療していました。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
側湾が治るには筋肉と靭帯の緩みが必要です。
筋肉と靭帯を硬く変異している原因である邪気(疲れ)を取り除かなくてはなりません。
側湾の方は邪気(疲れ)の溜まる部位が同じとは限りませんので、丁寧に邪気を探しだし指圧する必要があります。
比較的共通して多いのは脊椎ですが、脊椎の治療だけでは不完全です。その他にも股関節であったり両足の疲れが影響している場合もみられます。
筋肉や靭帯を芯から緩ませるには患部を揉んだりマッサージしてもそれほどの効果はありません。
筋肉や靭帯に溜まった邪気(疲れ)を指圧で排出させる事でようやく芯から緩み始めます。
やはりポイントは指圧で邪気(疲れ)を取り去る事です。
特に矯正等の必要もありません。
筋肉と靭帯が緩めば自然に元の姿勢に戻っていきます。
身体は精密に出来ていますので原因が無くなればちゃんと元の状態(姿勢)に戻るように出来てるのですね。
私達の身体の回復力には本当に驚かされます。
側湾になるまでにはかなりの年月を要します。
先ずは疲れの溜まりやすい部位だったり、負荷がかかっている部位に邪気(疲れ)が溜まり込みます。
ある一定量の邪気(疲れ)が長い年月溜まり続けると脊椎(背骨)や骨盤を支える筋肉や靭帯が徐々に硬く変異してきます。
硬く変異した筋肉や靭帯は弾力性を失い縮んでしまいます。縮んだ時に同時に骨も引っ張ってしまいます。
これが最初の原因です。
骨は筋肉や靭帯によって繋がっていますので、骨自体が結果として引っ張られ曲がったように見える訳です。
けして骨が変形したり曲がっている訳ではありません。
ここからより負荷をかけ続けると筋肉や靭帯は更に硬く変異するので、骨をより引っ張ってしまう結果になってしまいます。
ですので側湾の原因は筋肉や靭帯に溜まり込んだ邪気(疲れ)によって引き起こされるのです。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
今回は後天的な側湾についてお話ししたいと思います。
後天的とはその方の生活環境(仕事を含めた)に原因がある事を意味します。
後天的な側湾は結果からいえば必ず治ります。
側湾になるまでには何年もの時間がかかります。次の日に突然側湾になる事はありません。
その事実から考えますと長い時間をかけて少しづつ側湾の状態になっていく訳です。
西洋医学では側湾は治らないとされています。ですのであまりに酷い方は手術を行う場合があります。
1度脊椎(背骨)が湾曲してしまったら手術以外の方法でしか矯正完治出来ないのが常識的な考えになってしまっています。
私達はこれまでに数々の側湾を治して来ましたが、治らなかった例はありません。
それは側湾の原因となるものが決まって同じものだからです。
その原因を取り除けば治る必ず治るからです。その原因はこれまでご紹介した症状と同じく邪気(疲れ)にあります。
何故邪気(疲れ)を取り除くと側湾は治るのか?
側湾になっていく過程をご説明させて頂ければご理解頂けると思います。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
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