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身体からの声

うつ病を経験した事で考え方が変わり、同時に生き方も変わったように思います。

今では殆どストレスを感じない性格になれたのではと思っています。私の人生にとってうつ病になった事はこれまでの自分を振り返る良い経験になったと思います。

また自分の身体面と精神面の限界を知れた事で自分が今どの状態にあるのかが客観的にわかるようになりました。

自分の限界を知らないので限界を超えてしまう訳です。

人間には必ず身体面と精神面の限界があります。限界を超えては必ず何かしらの病気になってしまいます。

その限界を知る意味でも身体の声を聞く事をオススメします。

『今日は疲れたなぁ』『やる気が出ないなぁ』『本当は休みたいなぁ』

これらの考えは全て身体からのものです。『疲れた』と自分で考えている訳ではありません。

例えば無性に食べたくなる物があるとします。最近の私は豚肉を食べたくなる事が多くなっています。その時は素直に身体が欲してると思い豚肉を食べるようにしています。

このようにその日食べたい物を自ら選んでいるつもりでも実際は身体が要求しているのです。

ですのでなるべくこうした身体からの声に合わせていく事で身体に負担をかけずに快適に過ごす事が出来る訳です。

そうはいっても自分の都合に合わせて生きて行ける現代でもありませんので中々難しいとは思いますが。

出来る限り身体の声に耳を傾け身体の状態を知る事で、ご自分の身体と上手に付き合って行けるようになると思います。

うつ病も無事に治ったから良かったですが、私のように若気の至りか限界を突破しては待ち受けるのは様々な病気だけです。

こうした様々な病気にならない為にも身体の声に耳を傾ける事をオススメします。

私のこれまでの考え方を変えてみる

うつ病が回復してくると共にうつ病の原因になったであろう自分の考え方が少しづつ見えて来るようになりました。

完璧主義と変なプライドの高さがありました。

そしてこれらの考え方を思いきって止めようと思いました。

何事も60点取れたら合格としようと考えた訳です。すると物事がスムーズにストレスなく運ぶようになりました。本当にこんなので良いのかなぁという不安もありましたが、とりあえず前よりもストレスを感じなくなって来たので続ける事にしました。

今ではこの考え方のおかげで完璧主義を止める事ができストレスもなくなった事から私には合っているのかなぁと思っています。

合格点数を低く設定する事で決め事や選択に頭を痛める事がなくなった訳です。

あと私にはいつの頃からか変なプライドが身についていました。

20代の頃はミュージシャンを目指していましたので様々なアルバイトをしていました。

アルバイトなので周りの人の私に対する評価や身分が低かったのです。いくら頑張っても所詮バイト扱いで、あなたなんていつでもこちらが気に入らなければ首に出来るのよといった空気がありました。

そこで益々私の変なプライドがムクムクと沸き上がり周りの人に見返してやろうと内心意固地になっていきました。

本当は認めてもらいたかったのだと思います。

それでも認めてもらえない自分とその周りの人達にストレスを感じていました。

周りの人に認めてもらうという事は信頼を得るという事ですから、働いて直ぐに認めてもらえる事などある訳がないのですが私の場合プライドの高さとこれまでの経験から物凄いストレスに感じてしまっていました。

この私の中途半端なプライドで自分自身を苦しめて来てしまいました。周りの人達が悪い訳ではなかったのです。

変なプライドを捨ててからは人付き合いがとても楽になりました。

早く私という人間を認めてもらいたいと焦り、認めてもらえないと周りの人達のせいにしてストレスを溜め込むような事がなくなったのです。

本当に自分勝手な人間だったなぁと思いますし、その経験が今でも私の戒めの教訓になっています。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病の経験をプラスに変える

うつ病はマイナスな面ばかりではありません。うつ病の真っ只中はそんな事を思える訳がありませんが治ってみるとその辛い経験が生かされている事に気付けると思います。

うつ病になると自分自身の陰(ネガティブ)な部分と向き合う事になります。そこで自己嫌悪になるほど自分と向き合う訳です。

これは本当に辛い経験ですが回復と共にこの経験をプラスに変えて行く事が出来るようになります。

何故自分はうつ病になってしまったのか?

完璧主義や責任感の強さ、プライドの以上な高さが大きく関わっている事が自覚出来ます。

何故うつ病になる前に気付けなかったのか?

ご自身の身体面、精神面の限界を知る事が出来ます。

私の場合生まれつきの完璧主義で1つの物事が上手くいかないだけで簡単にストレスを感じていました。ですので私の場合ほぼ毎日ストレスを感じていました。

身体の健康を気にする余裕もなく精神力で何とかなると思い込んでいました。身体は負担をかければかける程健康レベルが下がって来ます。健康レベルが下がれば精神面も下がって来るのは当然です。

このような経験からうつ病になる前の私と回復した後の私では大きく変わりました。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病とお薬

私がうつ病になり藁にもすがる思いで精神科を受診しました。その時は凄く落ち込んで帰って来たのを覚えています。

先生からのアドバイスに余計に落ち込んでしまったのです。その時は至極当然のアドバイスであったと思いますが、しかしそのアドバイス通りに出来きそうもない自分に更に落ち込んでしまった訳です。

わかってもらえない気持ちが逆に反発心となり処方されたお薬を飲む気持ちになれませんでした。

その後は精神科に行く事もなく今まで以上に苦しい気持ちで過ごす事になりました。

今考えると私の経験からお薬はちゃんと飲んだ方が良かったと思っています。ですので私達は患者さんに対して処方されたお薬はきちんと飲んで頂くようにアドバイスしています。

その上で当院での治療を行って行きます。

お薬を飲む事で過度な精神的ストレスを緩和する事が出来ます。ストレスがかかると当然邪気(疲れ)が溜まってしまいますので、お薬でストレスを緩和する事によって比較的楽に回復されていきます。

お薬を飲む事に抵抗がある患者さんもいらっしゃいますが、(一生飲み続けてしまうのではないか?といった不安)身体の疲れをきちんと取れば自然にお薬の量も減って来ますので安心して飲んで頂きたいと思います。

私のように反抗的な考えでお薬を飲まないのは勿体ないですので。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病を周りの方に理解して頂く重要性

うつ病の方によく私達がアドバイスする『寝れるだけ寝て下さい』というものに最初抵抗を感じる方が結構いらっしゃいます。

そんなに寝ていたら一生起きれない身体になってしまうのではないか?という心配があるようです。

確かにそのお気持ちは良くわかります。

しかし疲れている身体の為にうつ病になっている事実をお話しさせて頂くと、皆さんホッとした表情を一様にされます。

眠る事がすでに罪悪感となっているうつ病の方にとっては寝てても良いんだという以外な意見に安堵感を覚えるのだと思います。

やはりそこで安堵感を覚えるという事は身体が本来求めているものだからだと思います。

私もうつ病の時にずっと寝て居たかったのですが、仕事している為にそうもいかず結果回復期間が長引いたと思っています。

私が当時うつ病だった事は今でも両親には内緒にしています。

心配をかけたくない気持ちと恥ずかしい気持ちがあったのだと思います。その為よく休みの日には1日中寝ている私を父親は『だらしない』と怒っていました。

そんな経験からご家族の方にうつ病の辛さをご説明させて頂く事があります。私と同じように怠けていると思われているからです。

安心してゆっくり休める環境もとても大事です。常に家族の目を伺いながら寝ていても逆にストレスになる事があるからです。

うつ病はなってみないと本当にわからない病気です。自分だけ違う世界に居るような物凄い孤独感があります。私もなってみて本当に実感しました。健康な時には考えられない世界です。

ですのでゆっくり休んで頂く為にも家族や周りの理解が重要です。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病と睡眠の関係

うつ病の患者さんは例外なく身体が疲れています。ですのでアドバイスとして『寝れるだけ寝て下さい』と毎回お伝えします。

睡眠は身体の回復にとっては欠かせないものです。

寝ている間に邪気(疲れ)がより排出されます。邪気(疲れ)は寝ている間に特に排出される特徴があるからです。

うつ病の方は当然身体が疲れていますので1日中寝ていられます。健康な方は1日中寝るなどという事は出来ないと思います。

休みの日など日中寝過ぎてしまうと夜寝れなくなる事があると思います。それは健康な証拠です。

うつ病の方は1日中寝ていられますし、1ヶ月以上も寝ていられる方も沢山いらっしゃいます。

余程疲れが溜まっている証拠ですよね。

疲れが取れるに従って徐々に睡眠時間が減って来ます。完治した後は普通の方と同じ睡眠時間に戻ります。

寝ようと思っても1日中寝る事は出来なくなります。

身体は本当に上手く出来ていますね。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

身体面へのアプローチの結果

うつ病から回復した体験を元に精神面からのアプローチではなく、身体面からのアプローチを行ってみようと思いました。

とにかく身体に溜まった邪気(疲れ)を取り除いてみました。うつ病の方は10〜20回分の邪気(疲れ)が溜まってますので1回で治る事は基本的にはあり得ません。

しかし例外はあります。

私の師匠である神沢先生は別格で、うつ病の患者さんを1回で治す場合もあります。実際1回で治った方に何人もお会いしているので、神沢先生は私の想像を遥かに越えた力を持っていらっしゃいます。

神沢先生は特別な例として本来うつ病が1回で治る事はありません。ですので10回分の邪気(疲れ)が溜まっている方は当然10回かかってしまいます。

3〜4回目位迄は患者さんは治って来ている実感がありません。ちょうど半分の5回目が終わった後にようやく気分が半分位楽になって来ます。

この時点で私の中ではうつ病が身体に溜まった邪気(疲れ)と完全に相互関係にあるという事実に確信を持ちました。10回分の邪気(疲れ)を取り除くと完治に至りました。

その後同じ経過を辿って回復していく患者さんを通してうつ病に関しては邪気(疲れ)を取り除くと例外なく完治するという答えにたどり着来ました。

ですので当院ではカウンセリングもしますが、殆どは身体面へのアプローチに重点を置いています。身体の疲れが取れれば自然に精神面も上がって来るという訳です。

身体が疲れていては回復は望めないという事になります。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病の本質に迫る

身体の状態が上がって来るとそれまで絶望的だった月曜日がそうでもなくなって来ました。今週はあと何日で休みになるのかと指折り数える事もなくなりました。

うつ病真っ只中にはこんな事は考えられませんでした。常に先の事ばかり気にし心配ばかりしていましたから。

当院に来られるうつ病の患者さんも私と同じような精神状態を経験されていました。うつ病になるとそうした人間の陰(ネガティブ)の部分に心が引っ張られるようです。

わかっていても陰(ネガティブ)にどうしても引っ張られるのがうつ病の怖いところだと思います。

その後手のひらに邪気(疲れ)を感じ取れる能力が開花した事でうつ病の本質に迫る事が出来ました。

うつ病の方の頭、首、肩を触診してみるととんでもない量の邪気(疲れ)が必ず溜まっている事がわかりました。

場合によっては胃、小腸、大腸、子宮、膀胱等にも溜まっている方もいらっしゃいました。

もしこのもの凄い量の邪気(疲れ)を取り除いたらうつ病は治るのではないか?と思い治療する事にしました。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病の辛さといったら…

結果的にはうつ病が治ったのは気療のエクササイズをしたおかげなのですが、やはり精神面を鍛えたからうつ病が克服出来た訳ではなかった訳です。

治る過程として身体の調子が上がって来るのと比例して精神状態も上がって来たと思います。最終的に身体が健康な状態になりそれに伴いうつ病が勝手に治ったといった感じでした。

当時の私の身体は慢性的に疲れていて、身体に重りを纏ったように感じられました。肩凝りもひどく、頭にモヤがかかったようなスッキリしない状態もあり肌も荒れていて吹き出物もありました。

驚いたのが手足の爪を切る際にパチンと音がせずぐにゃっとした感触でかなり爪が薄くなっていました。

胃の状態も悪くちょっとお酒を飲んでも次の日には胸焼けがして以前よりもお酒が殆ど飲めなくなっていました。

朝起きた時から疲労困憊で仕事に行くのも嫌で嫌で仕方ありませんでした。特に月曜日の朝は絶望的な気分に襲われました。

『また1週間が始まった』その日の仕事が終わると後5日もあるのかとその日の仕事を終えた喜びよりも次の休み迄の日にちしか頭にありませんでした。

しかし身体が健康になるにつれ肌荒れや爪の状態も良くなり、その頃になるとようやく月曜日の絶望的な気分が半分位に減って来ました。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

うつ病になった私

うつ病になりますとどうしても精神的な面へのアプローチが中心になってきます。そんな私もうつ病を患った頃何事にもやる気が出ず常に疲れた状態で自己嫌悪の塊のようになっていました。

ですのでこの精神状態を何とかしたいという思いから、うつ病に関する本や自己啓発本、ヒーリングミュージック、速聴、サブリミナル効果のある音楽等、様々なものを試してみました。

早く治りたい一心からこのような精神面へのアプローチを続けていました。

その当時の私は何か行動を起こそうとすると必ず『めんどくさい』という考えが頭に上がって来ました。

すると全身の力が一気に抜けたようになりやる気がなくなりなかなか行動に移せないでいました。

休みの日には1日中寝てしまって夕方起きた頃には物凄い罪悪感が襲って来ました。『今日1日何もできなかった。こんなんで良いのだろうが?』といつもの自己嫌悪に陥りました。

うつ病を克服するには精神面を鍛えなければならないと考えいました。しかしそれが何1つ出来ずやっても長続きしない状態で、そうなるとますます自己嫌悪に陥ってしまい…という悪循環に入っていました。

そのような状態に自分自身で気がつける訳もなく症状は一向に改善されませんでした。例えると真っ暗闇の中に途方にくれて1人で立ちすくむような心境です。

自己啓発本ではポジティブに考える事が大事であると書いてありましたので、ポジティブになろうと必死で自己暗示をかけましたが、あまりにも大きいネガティブな感情にいつも負けてしまい少しもポジティブな考えに至りませんでした。

うつ病は本当に辛いですね。体験して初めて実感しました。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

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